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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第52号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.052

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


最近、家庭菜園で育てているトマトが少しずつ大きくなっているのを見るのが私の楽しみになっています(^^)。英語学習も似ていますね。毎日の成長は気がつかないくらい小さいかも知れませんが、努力(水をやる)を続けていけば、必ず大きな実がなり、その実を味わうことができます。ぜひ、継続的な努力をし続け、その実を楽しむところまで英語力を伸ばしていきましょう。


それでは、第52回目、早速いってみましょう。(今日は久しぶりに長いです。お茶のご用意を。)
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       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         アウトプット編
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      ☆会話力をつけるための極意その2

       【話せば話せるようになる!】


知っていましたか?


英語を読み、書き、聞き、話す、考える、の英語5大技能の内、英語を話す事が一番簡単だということを。


「え〜、話すのが一番難しいんじゃないの?」


と思われている方が意外と多いかもしれませんね。


英語学習者を悩ませているのがスピーキングなのですから、それも仕方がないことかもしれません。ですが、事実は、「スピーキングが一番簡単」なのです。


話すということは、自分の覚えた英語を、自分の言いたいイメージに合わせて選ぶだけなので、本来は「自分のペースで」できることです。しかも、相手が理解していなければ、違う言葉に言い換えて、その場で相手が理解するまで説明したらいいわけです。


英語を読んだり、聞いたりするのは、それを理解するだけの英語力が無くては、何が書いてあるのか、何を言わんとしているのかは分かりません。英語を書く場合は、自分の考えを組み立て、それを読む人が分かりやすいように論理的に書かなければならない分大変です。子供も、読む、書くというのは、小学校に入ってからじっくりやりますよね。


子供は、生まれてから、聞くということを最初にしているので、聞く事が一番易しいように感じますが、実際に親の言うこと、周りに飛び交っている言葉を正確に理解するのは、ずっと後で、自分の言いたいことを言う事が最初にできることなのです。


言葉を話すのに、その言葉全てを知る必要は全くありません。全ての言葉が100あったとしたら、そのうち、5でも、10でも、知っている言葉だけを使って話をすればいいのですから、何も難しいことはありません。



では、実際には簡単な英語を話すということが、なぜ多くの人にとっては難しいことになってしまっているのでしょうか?



それは、単に「話していないから」です。



「へっ?またわけの分からないことを言い出したぞ。」



と思わないで下さいね。英語を話したいのに話せないから苦労しているわけで、そのような状態の人に対して、「英語を話せば、英語を話せるようになる」というのは、確かに乱暴な論理に聞こえるかもしれません。



他の事を例に挙げて考えてみて見ましょう。


ピアノが弾けない人が(また出た!ピアノ理論(^^;))、ピアノをうまく弾けるようになりたい場合、ピアノを弾かずにピアノが弾けるようになるでしょうか?


料理ができない人が、料理がうまくなりたい場合、料理をすることなしで、料理がうまくなるでしょうか?


自転車に乗れない子供が、自転車に乗らずに、自転車に乗れるようになるでしょうか?



ありえません。ピアノが弾けるようになったらピアノを弾くとか、料理ができるようになったら料理をする、そんな馬鹿な話はありません。


自転車に乗れるようになる前から、自転車に乗って練習するから、自転車に乗れるようになるわけです。ピアノ、料理、習得するものは何でもそうでしょう。


英語も同じで、「英語が話せるようになったら英語を話す」のではなく、「英語が全く話せないから、英語を話して、ペラペラ話せるようにする」のです。


子供を見てください。きちんと話せるようになる前から、ブツブツ話をしていませんか?


私の息子、娘、共に、誰に話すわけでもなく、知っている言葉を片っ端から口に出していました。そのうちのいくつかが、徐々にまともな言葉になってきて、最終的に問題なく話せるように進歩してくるのです。


そこで、勘のいい読者はこう考えます。


「はは〜ん、じゃあやっぱり駅前留学とかした方がいいのかな?」


と。


「ちっ、ちっ、ちっ、甘〜い!」



 【話さないと話せるようにならない → 話す場が必要 → 駅前留学】



この流れは甘すぎます。ちょっと冷静に考えて見ましょう。巷の英会話学校に行って英語がペラペラになったという方は、ほとんど出会った事がありません(中にはいらっしゃるとは思いますが・・・)。


以前私が勤めていた英会話学校(そこは、英会話をしない英会話学校で、英語で考えることをメインに教えていました)で出会った生徒さんは、7年間いわゆる普通の英会話学校に通ったにもかかわらず、たいした英会話ができずに悩んでいました。


7年間ですよ。7年間。その方は、ちょっと特殊な例かも知れませんが、マジでビビリました(^^:)。



なぜ、上記の流れが甘いのか具体的に説明しましょう。英会話学校に行ったことのある方、ない方、どちらも、自分がいわゆる英会話学校のレッスンに参加したことを想像してみてください。


たいてい、3〜5名程度の少人数で、ネイティブ講師を囲み、小さな教室でレッスンが行われます。自由予約制の場合、毎回クラスに参加する顔が違う、何てことは日常茶飯事です。


レッスンスタート!


全員そろい、着席するまで少し間があり、まずは、自己紹介から(このため、自己紹介だけはうまくなります)。その後、先週あった出来事などを少し話したところで今日のレッスン開始(この時点ですでに10〜15分経過)。


今日のレッスンのポイントが講師から説明され、新しい単語やダイアログを一緒に確認します。講師が生徒に何か質問する場合もあります(10〜15分使用)。そして、ダイアログを練習し、その後、そのダイアログを応用してペアワークなどをします(この時点で開始から40分)。


そして、今日のポイントの復習と、宿題の確認などをしているうちにあっという間に終了時間、講師から「See you next week!」の挨拶。片付けをして、帰途に着きます。



さて問題です。一人当たり何分くらい「英語を話した」でしょうか?(テキストを読んだりして、口から英語を出している時間ではなく、純粋に自分から話をしている時間です。)



上記のような、グループレッスンであれば、一人当たり話している長さは5分もあればいいのではないでしょうか?


マンツーマンのレッスンでも、半分はネイティブ講師が話しているわけですから、一回のレッスンで、自分が話すのは、20〜25分くらいでしょう。



お気づきになりましたか?


そうです。「少なすぎ!」なのです。そのように話す時間が圧倒的にないのに、ペラペラ話せるようになる方が不思議です。そのようなレッスンを週1回1年間続けたとしても、実際に話している時間は、10時間にも満たないですし、マンツーマンのレッスンでも20〜30時間しか話していないのです。


もしそれで自由に英語が話せるようになったら、逆に「変」です、「変」。子供が、20〜30時間話して、その言語がペラペラになるでしょうか?


絶対になりませんよね。膨大な量の言葉を口から出して、初めてその言語が話せるようになるのです。


そのようにして英会話学校に通い、1年経って、英語がペラペラしゃべれないと、講師から「あなたの努力が足りない」なんてムカつくことを言われたり、カウンセラーからは「もう少しやれば、グッと話せるようになりますよ。今やめるともったいない」なんて事を言われ、契約書に印鑑を・・・っていうパターンが多いのではないでしょうか?


ですから、私たちも、会話ができるようになりたければ、ほとんど会話をしない英会話学校に頼らずに、徹底的に話すことをしなくてはなりません。



「英会話学校にも行かず、話し相手もいないのに、どうやって話すのか?」ですって?



とっておきの方法があるのです。これさえすれば、1年後にはペラペラになる、という画期的な方法が(皆さんをそそのかしているわけではありません(^^;)
)。


(おっと、長くなりすぎました。その秘策は次回にまわしましょう。)



おしまい


次回予告:英会話学校に行かなくても、1年後にはとてつもない会話力がつく秘策をお教えします。



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