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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第35号



 

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【TOEICは絶対勉強するな!】

〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

Vol.035

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。


3月も後半に入り、やっと春らしい陽気になってきましたね。先週、少し気を気を緩めていたら、思わず風邪を引いてしまいましたが、幸いすぐに寝たら1日で治りました。もうすぐ桜が咲きそうですので、今から楽しみです(^^)。



それでは、第35回目早速、いってみましょう。

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       【本物の英語力への道】

       〜英語学習の王道を極めろ!〜

         リーディング編
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さて、リスニングのポイントが終了し、もう一つのインプット作業である、リーディングへと話を進めていきたいと思います。本物の英語力をつけることにより、TOEICのハイスコアをとろうというこのメルマガの中でも、リーディングは非常に大切な位置を占めています。



子供は、言葉を聞き、話せるようになってから初めて文字を使って本を読んでいくというプロセスに入っていきます。では、私がこのメルマガで話をしている「子供が言語を習得していく過程」を真似するという方法を取っていくと、リーディングをするようになるまでに5〜6年もかけなくてはいけないのでしょうか?



いいえ、そんなに待つ必要はありません。



大人は「文字」という道具を使って、英語を最初から読むことができるので、子供よりも速く英語力をつけていくことができるのです。



えっ?「『読む』という作業は、学校英語でたくさんやってきたから、もう英文を読む、書くといのはやりたくない」ですって?



学校で行ってきた英語を読む、書くというのは、あくまで英文解釈・英作文を意味してきました。しかし、この学校でやってきた英文解釈は、決して本当の意味で「英語を読む」ことにはなっていなかったのです(だから本当のリーディング力がついていない・・・困った問題ですね(^^;)。


中学、高校で英語に費やす時間の内、5分の1でも正しい英語学習を行えば、高校卒業時に同年代のネイティブに負けない英語力が付いていると思うと悔しい限りです。


まあ、私の愚痴はおいておいて、これから数回に渡り、英語で考える頭を使い、正しい英語の読み方を通して本物の英語力をつけていくことをお教えしていきましょう。




       ☆絶対避けるなリーディング



英語力をつけていくときに、たくさんの英語に触れる、大量の英語をインプットする事が大切だ、ということに反論する方は一人としていないと思います。


しかし、そのたくさんの英語に触れるときに、リスニングだけしかしない場合(多くの方がそうです)を考えてみてください。最初は耳にふたがしてある状態なので、英語の音を拾う耳を作るだけでも最低3ヶ月は必要になり、正確に音を拾い、理解していくまでに、結局は1年くらいはかかってしまうのです。


そうすると、正しい英語を、耳を通してのみインプットしようと思ったら、「1年後」以降になってしまいます(聴けないものは覚えられませんからね(^^;))。それでは、インプットをスタートするまでに時間がかかりすぎです。


そこで、英語を正確に拾う耳が出来上がる前から、リーディングを通して英語の大量インプットをしていく必要があるのです。そうすれば、子供のように5〜6年もかけずに、短期間で英語力をつけていくことができる、というわけで
す。


世の中に出回っている教材のほとんどが、「リスニング」中心のものですが、リスニング力を本当につけたければ、リーディング力をまずつける必要があるのです。それを知らずに、リスニング教材だけでリスニング力をつけようとするから、力がなかなか付かないのです。


このメルマガの読者は、「これを聞くだけでリスニング力が飛躍的にアップする!」なんて宣伝文句には絶対に踊らされないようにしてください。



いきなりですが、断言します(普段あまりしないのですが・・・)!



   【英語を読まない人に本物の英語力は付かない!】



英語名人である松本道弘氏は、その著書「速読の英語」(この本は、本物の英語力をつけたい方には必読の本です。きっとリーディングに関しての考え方が変わります。プレビューは → < http://tinyurl.com/cgj8 >)でこのように言っています。


「しかし、日本人が、生きた英語、本物の英語を学ぶ一番の近道は『速読の英語』であるという信念は微動だにしない。また、いっこうに変わらない。」



日本では、英語を習得するために様々な方法が提唱されていますが、あの名人をもってして「本物の英語を学ぶ一番の近道」といわしめる「リーディング」(速読に関しては、後述します)は、英語学習にとっては非常に重要な位置を占める、ということをまず頭に入れておいてください。


また、リーディングに関して面白いデータがあります。それは、英語を意欲的に学んでいる人の中でリーディングをきちんと行っている人は全体の8%しかいない、ということです。しかも、リーディングに強くなりたいと考えている(リーディングが大切だと考えている)人は全体のたった3%程度だそうです。


私も松本道弘氏同様、英語を「読む」ことで英語力をつけてきた人間なので、リーディングの大切さは身にしみて分かります。これからは、皆さんがその大切さ、すごさ、効果を身をもって実感する番です。



そのリーディングをするときに、学校時代の「英文解釈」という誤った方法で英語を読んでいては、何時までたっても本物の英語力は身につかず、「挫折」するのは目に見えています。


以前、紀伊国屋の洋書コーナーで教材のリサーチをしているときに、隣で本を探している方からこのような話が聞こえてきました。


「いや〜、この間ハリーポッター(の原本)を買って読み始めたんだけど、最初の数ページで挫折しちゃったよ。」



このメルマガを読まれている方の中には、この言葉を読んで「ギクッ」とされた方も多いのではないでしょうか?



英語を学習していると、洋書の1冊や2冊は手にとってみるものですが、大抵は「読み方」が悪いために、最後まで読み終わる前にその本が本棚の奥に入っていってしまうのです。(何を隠そう、30ページの絵本を読み終わらずに挫折した経験を持つのが、この私です。→(^^;))



ですが、そのような方もご安心ください。「正しい読み方」と、「適切なステップ」を踏んでいけば、誰でもネイティブ並に英語を読むことができるようになります。もう『TIME』も『Newsweek』も恐れることはありません。



信じられませんか?



自分の可能性にふたをするのをやめましょう。英語が苦手で、30ページの絵本に挫折していた人間でも、『TIME』や『Newsweek』を読みこなすことができるようになったわけですから、あなたにも絶対にできます。



では、次回以降、正しいリーディングの仕方とそのステップを説明していきたいと思います。お楽しみに(^^)。



おしまい


次回予告:実際の方法に入る前に、リーディングから何が得られるのか、そのメリットを探ります。



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