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けんじ先生の【TOEICは絶対勉強するな!】
バックナンバー第26号



 

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        【TOEICは絶対勉強するな!】

     〜TOEICの勉強しなかったら955点取れた!〜

             Vol.026

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こんにちは、パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントの齋藤です。

今日も元気に、TOEICの勉強をせずに飛躍的にスコアをあげていきましょう。


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それでは、第26回目早速、いってみましょう。

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      【英語で考える頭の作り方】

       〜 実践トレーニング編 〜

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☆文章レベルで「英語で考える頭」を作る6ステップ:Part2



それでは、文章のレベル、残りのステップを終わらせてしまいましょう。


ステップ4:録音したテープを聴きながらイメージ化する。


単語のときと同じように、文章を読むときだけ英語を訳さない頭では片手落ちですから、英語を聴くときにも同様に訳さない頭を練習していきます。


録音するときは、同じ例文を続けて読むのではなく、練習した例文を次々と変えながら読んでいってください。同じ例文が何度も続くと、最初に聞いたときに頭の中に絵ができていて、その残像が残っているために、速いスピードの英文を一度、聞いた瞬間に頭の中に絵ができる練習にはならないからです。


ですから、10〜20個くらいの例文をまとめて続けて読み、少しずつスピードを上げて録音してみてください。


その、例文が録音されているテープを聴き、語順どおりに頭の中に1枚の絵ができていくことを確認してください。また、定期的にその録音したテープを繰り返し聴き、英語のまま理解する事が自然になるまで行います。


その次に、聞きながらイメージが頭に残るようになったらテープを止め、その頭に残ったイメージをゼスチャーつきで口から10〜20回出して練習します。そうすることにより、だんだんとたくさんの正しい構文が自分の中に蓄積され、自然な流れで英語を理解する「英語で考える頭」が完成していきます。また、文法の知識を詰め込まなくても、何が正しくて、何が間違えているのかと言う「真の文法力」もこの練習でついてきます。


「英語で考える頭」が完成すると、複雑な文章になったとしても、文の流れ、イメージの塊の順番がスムーズに入り、1枚の絵に自然になってしまうので、難しくて理解できないということが少なくなります。ですから、英語の構文(イメージの塊の正しい並び)を意識せずとも言えるようになるまで、反復してください。


ピアノでも、スポーツでもそうですが、基本をおろそかにして応用はありません。「ちょうちょ」が正しく弾けないのに「モーツアルト」もありませんし、「ドリブル」がうまくできないのに「シュート」はないのです。まずは簡単な例文で、英語の語感を養っていってください。




ステップ5:イメージ(1枚の絵)見ながら、その例文を言う。


単語のレベルでの段4段階と同じですが、「英語 ⇔ イメージ」の両方の練習をした方が、英語を訳さない頭が早くできます。次の図を覚えていますか?


英語で考える頭は、

   ┏━━━━━━━━┓     ┏━━━━┓
   ┃英語の音(文字)┃ ──→ ┃イメージ┃
   ┗━━━━━━━━┛     ┗━━━━┛


という一方通行ではなく、


   ┏━━━━━━━━┓     ┏━━━━┓
   ┃英語の音(文字)┃ ←─→ ┃イメージ┃
   ┗━━━━━━━━┛     ┗━━━━┛


という両方通行です。


ですので、例文の場合は、2ページか3ページに1回、例文を手で隠し、そこに書いてある1枚の絵を見ながら、その例文とほぼ同じ文を声に出して言ってみてください。このときは、一字一句同じである必要はありません。名前や、時間などが、多少ずれても、全体として正しい事がいえれば結構です。


そのようにして、イメージから英語の音を出す感覚も磨きながら、正しい構文を身につけ、応用ができるようにしていきます。結局長い文章も、基本的な構文は一緒で、それぞれの【Unit of Information】が大きくなるだけです。これからたくさん、正しい文章を話していくためにも、子供用の辞書にあるような英語は、がんばらなくても口から出てくるところまで仕上げていってください。



ステップ6:イメージで英語を覚える練習(オプションではありません)


ステップ1〜5の練習で文章のイメージ化が終了したら、今度は「イメージで英語を覚える練習」をしていきます。


「英語で考える頭」は、単に英語を訳さずに理解することができるだけではなく、右脳を使って、「イメージで英語を覚えられるようにすること」が鍵となります。イメージで英語を覚えられるようになると、大量の英語を、瞬間的に覚え、しかも忘れないようにすることができるようになります。簡単な例文をイメージで順番どおり覚える確認を通して、右脳にイメージでインプットするコツをつかんでいってください。


この練習では、例文が順番どおりにイメージとなって頭の中に覚えられているかを確認します。最初のうちは、一つ一つの例文のイメージを確認し、順番どおり覚えると言う作業が必要かもしれませんが、慣れてきたらステップ1〜5の練習の中で順番も意識して覚えられるようになるので、わざわざイメージで覚える時間をとらなくても順番どおり覚えられるようになって行きます。


いきなり1ページ丸ごと覚えるのは大変だと思いますので、まずは3分の1(1列)だけを区切って覚えていただいてもかまいません。覚え終わったら、辞書を閉じて目をつぶり、イメージを思い出しながら英語を言っていきます。そして言い終わったら、辞書を開き、正確に順番通り例文が言えたか確認します。もし例文が抜けていたり、順番が入れ替わってしまった例文がありましたら、もう一度覚えなおし、正確に言えるようになるまで繰り返します。


1列ができたら、今度は2列目、2列目ができたら3列目、というように、イメージ化の練習をした分量だけイメージで覚える練習もしてみてください。慣れてきたら、1列ごとに区切らずに、2分の1ページ、2列まとめてというように少しずつ覚える分量を増やしていき、最終的には1ページ丸ごと覚えられるようにしていきましょう。


この「メージで覚えられる」ことが身につくかどうかが、今後どれだけたくさんの英語を覚えられるかに影響していくという、非常に重要な練習となります。辞書が半分過ぎたあたりは、ステップ1〜5の練習はかなり楽になるので、辞書の後半は、このイメージで覚えることに重点を置いて練習を重ねていってください。


注意していただきたいのは、この子供用の辞書で練習しているのは、イメージ記憶の中でも「その場で瞬間的に、イメージで覚えること」です。つまり、1週間後に1週間前にやったページが思い出せなくても、それはまったく問題ありません。長く記憶にとどめる練習をしていない(それはステップ3の表現集の暗記で鍛えていきます)ので、ある意味それをやれというほうが無理でしょう。


長期記憶は、復習を取り入れて定着させることを目標にし、今後表現集、会話集、イディオム集など、実際の会話表現を覚えるために使っていきます。


今は、子供用の英英辞書を「練習台」として、イメージでその場で覚えるコツをつかむ練習をしているのであって、この辞書を終了したときに、1冊の中のどのページでも思い出せなければならない、ということではありません。ある程度覚えたものを忘れてしまったとしてもまったく問題ないのです。


ただ、せっかく覚えたものを忘れてしまうのももったいないので、週に1回程度、今までやったところを復習(音声を聴くか、辞書を読む)してみるくらいはしてみるといいでしょう。


最終的には、子供用の英英辞書1冊全ての例文を覚えます(結構量がありますよ)。その際に、頭には一切スペルが浮かんでいないことをご確認ください。そうしないと、イメージで右脳に英語が入っていきません。子供用の英英辞書の簡単な例文で、「右脳にイメージで英語を入れる」感覚を磨いていってください。これが後で、どんな長い文章もイメージで瞬間的に英語を覚えられるようになるための基礎ですから。


この「イメージで英語を右脳に入れる感覚」ができると、次の例文くらいの長さの英語を1回イメージしながら読んだだけで、ほぼ一字一句間違えずに覚えることができます。(ゆっくりで結構ですので、1度読んだだけで、どれくらい覚えられるかトライしてみてください。)


            World of Smiles

by Author Unknown


About ten years ago when I was an undergraduate in college, I was working as an intern at my University's Museum of Natural History. One day while working at the cash register in the gift shop, I saw an elderly couple come in with a little girl in a wheelchair.

As I looked closer at this girl, I saw that she was kind of perched on her chair. I then realized she had no arms or legs, just a head, neck and torso. She was wearing a little white dress with red polka dots.

As the couple wheeled her up to me I was looking down at the register.I turned my head toward the girl and gave her a wink. As I took the money from her grandparents, I looked back at the girl, who was giving me the cutest, largest smile I have ever seen. All of a sudden her handicap was gone and all I saw was this beautiful girl, whose smile just melted me and almost instantly gave me a completely new sense of what life is all about. She took me from a poor, unhappy college student and brought me into her world; a world of smiles, love and warmth.

That was ten years ago. I'm a successful business person now and whenever I get down and think about the troubles of the world, I think about that little girl and the remarkable lesson about life that she taught me.


The End


これだけの長さの英文を1度イメージしながら読んだだけで、全て覚えられたらすごいと思いませんか?


英語をイメージで覚え始めると、英語を覚えるのに「苦労」しなくなります。「苦痛」を伴わないために、覚えることが「楽しい」作業に変わってきます。後は、それに伴って英語力が伸びるのを待つだけです。そうなるためにも、この、最初のステップのうちに、子供の辞書の中の、簡単な例文を使い、「イメージで右脳に英語を入れる感覚」を作り上げる事が大切になるのです。あせらず練習していきましょう。


これまでのステップ1〜6を子供用の英英辞書の1ページごとに練習していき、辞書が1冊終わるまで続けます。決してステップ1だけを1〜80ページすべて行ってから、ステップ2をまた1〜80ページ行うのではありませんのでご注意ください。


各ページで、英文を文字→イメージ、音→イメージ、そしてイメージ→音という「イメージ化の練習」と、「イメージで英語を覚える練習」をしっかりと練習してから、次のページに進んで行きましょう。



このプロセスを毎日20〜30分練習し、個人差はありますが、長期的に練習することで、無意識に英語の語順で理解できるところまで行きますので、あせらずに終わらせていきましょう。


おしまい

次回予告:英語で考える頭ができた後の実践練習、読み、書き、聴く、話す、考えるの5つの技能の伸ばし方に入っていきます。その最初は、「リスニング力はこうつけろ!」です。しっかりやれば、「映画の英語」は本当に聴けるようになります。


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Never wait till things happen, YOU make things happen!

英語力が上がるまで待つのではなく、あなた自身が英語力を上げるのです!

(齋藤 兼司)